試合に勝つ!(メンタル編)テニス
「練習ではうまくいくのに試合だとできない」
「試合になると勝てなくなる」
そんな悩みを抱えている人は多いと思います。
そういった方は、おそらく技術的なスキルはある程度のレベルまで達していますが、メンタル面の強化が足りていないと思われます。
メンタルは試合の考え方を知り、その練習をするだけで強化できます!
今回は、試合中に重要になってくる思考法について紹介します。
試合に勝つ思考法
ポイント間では自分が調子のよかった時を思い出す
試合中はポイント間で20秒ほど時間が与えられています。
この20秒で何を考えるかが試合の流れを変えます。
試合になると、自分がミスをした場面が頭に残りやすくなります。
これが蓄積されることで自信を無くし、さらなるミスを招くという悪循環に陥ります。
これを防ぐ為に、ポイント間では自分がポイントを取った場面、調子が良かった場面を意識的に思い出すようにしましょう。
勝ちたい気持ちを抑える
試合になると、練習とは違い勝敗という結果が付いてきます。
試合で勝ちたいと思うのは当然で悪いことではありません。
しかし、その勝ちたいという思いは時に勝利を遠ざけます。
人は勝ちたいと思うほど体に力が入るようになっています。
テニスにおいて、力が入っている状態は良くありません。
ラケットの重さを使えなくなったり、コントロール精度が低下する恐れがあります。
ですので、勝ちたいという気持ちはほどほどに、ポイントごとの戦略に意識を向けて下さい。
プレッシャーを悪にしない
試合は誰でも緊張します。
どんなに試合慣れしている人でも緊張がゼロという人はいません。
ですが、この度合いは人によってさまざまです。
緊張で手足に力が入らなくなる人もいれば、少しドキドキする程度の人もいます。
過剰なプレッシャーはプレーに支障をきたしますが、プレッシャーが全くない状態では自分を最高の状態にできません。
プレッシャーは30%程度がベストと言われています。
試合慣れしている人はこの調節をすることが得意です。
まだ慣れていない人は、プレッシャーを感じている自分に
「プレッシャーはよくないから落ち着かなくては!」
と余計にプレッシャーを感じてしまわないように、プレッシャーは悪いものではないと頭に入れておきましょう。
見るべきは相手
「今日はこのミスが多いな」
「少し緊張しているな」
など、冷静に自分の状態を判断することは悪いことではありませんが、試合には相手がいることを忘れてはいけません。
「相手はこのミスが多いな」
「相手は緊張していそうだ」
など、相手をしっかり分析することによって、相手の思わぬ弱点が発覚して試合を有利にすすめることができたりします。
おわりに
今回は、試合に勝つためのメンタル法という内容でお話してきました。
私もたくさん練習しても試合に勝てなくなる時期がありました。
試合で勝つ為にさらにハードな練習をしたりしましたが、試合中の考え方を変えただけであっさりと試合に勝てるようになりました。
つい技術的な面での練習に目が行きがちですが、テニスはメンタル面も大切であるということを忘れないようにしましょう!