壁打ちでは古いボールの方がいい理由とは!? [初心者テニス]
テニスを一人で練習する方法となると大体の人が壁打ちをするかと思います。
壁打ちは何度も同じペースで打ち続けることができ、自分が納得いくまでとことんできるのでテニス歴10年以上になってもやることがあります^^
その壁打ちをするにあたって、私が意識していることが一つだけあります。
それは新しいボールではなく、古いボールを使うことです。
今回はこの理由について解説していこうと思います。
古いボールの方がいい理由
(ここでいう古いボールというのは、空気が少し抜けていて反発力が落ちたもののことを言っています。)
正しいフォームになる
新しいボールだと反発力が高い為、軽く打ってもしっかり飛んで行ってくれます。
ですが、逆に言うとテキトーに打っても飛んで行ってしまうので練習しているうちに自己流の間違った打ち方になっていくことが多いです。
また、ボールがしっかり跳ね返ってくるので、構えるまでの時間が短くなり、かつ深いところに返ってくるのでフォームが崩れたまま打つことになります。
古いボールを使えば、次に打つまでの時間も長く、余裕をもって構えることが出来るのでフォームを意識して練習することが出来ます。
ボールに威力がでる
ラリーなんかをして練習しているときは、だいたいの球が深く返ってくるのでオープンスタンスで打つことが多くなると思います。
しかし、浅い球や、威力が弱い球の場合はクローズスタンスでボールをしっかり押しつぶす必要があります。
普通のラリー練習ではこのような球の練習量が減ってしまいます。
実際の試合では、このような球はチャンスなので正確に打ちたいところです。
そこで、古いボールを使って壁打ちをすれば、しっかり打たないと返ってこないので、浅めの球を強く打つ練習が出来ます。
これにより、アプローチショットの精度が格段に上がります。
コントロール精度が上がる
古いボールを使う場合には、ネットのギリギリのあたりに打っているとボールが返ってきません。
ネットから1m上あたりを常に狙い続けないと壁打ちを続けられません。
これにより、毎回しっかり狙って打つという習慣が付きます。
実際テニスでは、コート上ではなく、ネットの上のどのあたりを通すかという狙い方をした方が、正確にコントロールすることが出来ます。
また、基本的に攻めていないラリーの場合にはネットから1m上あたりを通すのが良いとされています。
古いボールを使って壁打ちすることにより、常にこのような練習ができます。
おわりに
今回は壁打ちをするには古いボールの方がいい理由をお話しました。
壁打ちは自分の実力を伸ばすためにはベストな練習方法です。
ぜひ皆さんも壁打ちで練習して、より自分の思い通りのテニスができるようにしましょう!